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これはネットゲーム「KINGDOM of CHAOS」に関する話題が中心となるブログ。興味の無い方は引き返す事を推奨する。
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7月14日
コロ:勝利。経験値20。 塔:何も現れず。 文師:経験値24。 竜:茶を撃破。経験値20。 銭男:亡国の紙幣の束を入手。 総取得経験値は64。 ―――数時間前。
「(・・・刀はどうなっただろうか。)」 ツァイに刀を預けてから数日。魔人は自宅に居た。 「(そういえば,報酬の話をしてなかったな。どうすればいいか・・・。)」 そんな事を考えていると,魔人の家に訪問者が。 「こんちわー,宅急便でーす。」 「む・・・。」 「えーっと『琥珀月』のツァイさんからですね。」 「(・・・わざわざ届けてくれたのか。)」 サインをして,早速包みを開いてみる。 中には,自身の愛刀・月狼と手紙,そしてもう一つ包みがあった。 魔人は刀を鞘から抜き,刃を眺める。 「(・・・流石だな。彼に仕事を頼んでよかった。)」 そう考えながら,刀を鞘に収める。 そして,包みの中に入っていた手紙を開けてみた。 「ディレイドさんへ。ご満足頂けたでしょうか。 この報酬は一緒に入れておいたものを食べるという事でお願いします。 ツァイ」 「(・・・食べる?どういう事なんだ。)」 疑問に思いながら,最後の包みを開けてみる。 開けた瞬間。魔人は全てを理解した。 「(・・・これは。そうか,そういう事か。)」 その包みの中に入っていたのは蕎麦。 しかし,普通の蕎麦では考えられない緑色をしている。 魔人がこれを受け取るのは二度目。 一度目は引越し蕎麦として受け取ったのだった。 だからこそ,これを食べる事が報酬である,という事が分かるのだ。 とりあえず,蕎麦を自室に持って帰る。 ―――そして今に至る。 「(・・・よし。)」 『(やっといくのか・・・。)』 数時間悩んだ末,魔人は遂に決心する。 異臭を放つ緑色のそれを,用意しためんつゆに浸け一気にすする。 普段はよく咀嚼して食べるところだが,今回は殆ど噛まない。 噛む度に飲み込む決心が揺らぎそうだったからだ。 その勢いのまま蕎麦を飲み込んだ。 『・・・どうだ?』 「ぐっ・・・。」 『お,おい,どうしたんだ!?』 「あ・・・脚に力が・・・。」 『おい,しっかりしろ!』 「脚に力が入らん・・・。立ち上がれない・・・。」 『大丈夫か!?』 「頭痛がする・・・。は・・・吐き気もだ・・・。」 『おい,マジで大丈夫か!?』 「あ,ああ・・・。すまないが気分が悪い・・・。もう休ませてもらう・・・。」 力の入らなくなった脚をひきずって,何とか自分のベッドに向かう。 辿り着くなり,そのまま倒れこんでしまった。 『おいおい,蕎麦食って倒れるなんて尋常じゃねーぞ・・・。 どんだけヤバイんだ,この蕎麦・・・。まあ,臭いからヤバイしな。 ただちょっと興味は・・・。いやいやぶっ倒れちまうしな・・・。 まあでも一口だけなら・・・。あいつはあんなに食ったから・・・。』 怖いもの見たさ,というのだろうか。 魔人の相棒のケルベロスは,残った緑色のそれを口にする。 『・・・ガハァッ!や,やっぱり食べなきゃよかった・・・。』 相棒のケルベロスもまた,そのまま倒れこんだ。 後に意識を取り戻した魔人によって,緑色のそれは迅速に処分された。 専用装備を夢見ていた俺にとって,一番のネックは武器画像。 それを描く代わりに,という事で例の蕎麦を食す事になった訳だ。 これがその画像。実に素晴らしい。 ツァイ殿,本当にありがとう。ただ,もうあの蕎麦は勘弁してくれ。 ああ,無論,画像の持ち出しは禁止だ。 PR コメントを投稿する
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